手を伸ばしても…

 
ふと眠りから覚めた
そこは真っ暗でとても孤独だった
突然寂しさに襲われて手を伸ばしてみるけれど
そこには名前を呼べるような存在はなく
この世にひとり取り残されたんじゃないかと思えた
もしその瞬間にあなたが優しく声をかけてくれたなら
僕はどんなに幸せだっただろう
しかしそんな願いは叶うわけもなく
僕はまた眠りにつく
もう二度と目が覚める事がありませんようにと願いながら